ヒグマvsツキノワグマ 関西でも油断してはいけない

 

今日の「おは朝」で取り上げていた話題です。

北海道の砂川氏で、市から要請を受け警察官に同行しヒグマを駆除したそうです。

すると、公安委員会が猟銃所持の許可を取り消したとか。

公安委員会の言い分は・・・

 

銃砲刀剣類所持等取締法公安委員会は公共の安全に危害を及ぼす恐れがある場合、銃所持許可を取り消せる。

と言う法律を元に、弾丸が住宅に到達する恐れたあったとして、許可を取り消したようです。

 

猟友会は処分取り消しを求め、提訴したそうです。

地裁では猟友会側の主張が認められました。

ところが高裁では逆転敗訴だったようです。

 

関西でも熊の出没がニュースに出る事があります。

最近では京都の市内でも、子熊が住宅街で目撃されたようなニュースを見ました。

京都の市内って熊が出るような山があったけ?

 

確かに京都は盆地で山に囲まれてはいますが。

調べてみると「ここも市内?」と思うような所まで、市内だったりするようです。

子熊が目撃された場所がどう言う所か分かりせんが、住宅街と聞くと他人事とは思えませんよね。

 

そこで関西ではどんな熊が出るのか、気になったので少し調べてみました。

 

ヒグマ

  • 分布: 主に北海道に生息。
  • 大きさ:
    • 体長:2メートルを超える場合もある。
    • 体重:オスで約300~500kg、メスはやや小型。
  • 特徴:
    • 世界中に分布するヒグマの亜種で、日本のものは「エゾヒグマ」と呼ばれる。
    • 体が大きく、毛色は茶色や黒褐色。
  • 習性:
    • 冬眠をする(11月~翌4月頃)。
    • 主食は植物(木の実、草)や昆虫、サケなどの魚類。
  • 注意点:
    • 日本最大の陸生哺乳類であり、攻撃的な場合があるため遭遇時には細心の注意が必要。

 

ツキノワグマ

  • 分布: 本州、四国、九州に生息。(北海道には生息しない)
  • 大きさ:
    • 体長:1~1.5メートル程度
    • 体重:オスで約100kg、メスは50~80kg。
  • 特徴:
    • 胸元に三日月状の白い斑紋がある事が名前の由来。
    • 毛色は黒が主だが、まれに個体差がある。
  • 習性:
    • 主に森林地帯に生息し、樹上生活をする事もある。
    • 主食は果実、木の実、昆虫など。
    • 冬眠するが、九州南部では冬眠しない個体も。
  • 注意点:
    • 比較的小型だが、人間に危害を加える場合もある。

 

関西で目撃されるツキノワグマ

  • 分布の拡大
    ツキノワグマは主に本州の山間部に生息しており、関西地方では以下のエリアで目撃されている。

  • 理由

    • 生息地の拡大: 山林の伐採や農地の荒廃により、熊が生活圏を変えざるを得ない状況。
    • 個体数の回復: 狩猟の規制や保護活動が進み、個体数が増加しているため、新たな生息地を求めて移動していると考えられる。
  • 季節的な要因
    秋から初冬(特に9月~11月頃)は、熊が冬眠前に食料を求めて活発に動き回る時期。このため里山や人里近くで、目撃される事がある。

 

 

注意と対策

  1. 遭遇リスクが高まる時期
    特に秋は、食料不足で人里に現れる事が増える。柿や栗、イノシシの餌場を狙う事がある。

  2. 遭遇時の対処法

    • 静かに後退: 目を合わせず、熊の存在を刺激しない。
    • 音を出す: 事前に鈴や声で存在を知らせる事で、回避するのが効果的。
  3. 被害を防ぐためのポイント

    • 果樹やゴミを放置しない。
    • 住宅地近くに熊の出没情報がある場合、十分に注意する。

 

まとめ

北海道の猟友会の件は、正直他人事だと思っていました。

特に関西に住む私には、熊の認識はほとんど「ない」に等しいです。

でも車で山間部を移動する事はあるので、頭の片隅でも意識したいと思いました。