今日の「おは朝」のキーワードは「うわさ」でした。
最近、SNSや一部メディアで「2025年7月5日 午前4時18分に大地震が起きる」と言う噂が広がり、不安に感じている人が増えいるようです。
発端はある「予知夢の漫画」とされ、国内外の旅行者にも影響を及ぼしているとの事。
話題の「たつき諒さんの漫画『私が見た未来』」にまつわる内容をもとに、「噂の出処」から「専門家の見解」、そして「今出来る防災対策」を調べてみました。
- 噂の元ネタは?「私が見た未来」という予知夢漫画
- 拡散の背景:なぜここまで話題になったのか?
- 専門家の見解:「地震の日時を特定することは不可能です」
- たつき諒さんの真意:「防災意識が高まるなら、それでいい」
- 地震予知デマの影響:観光キャンセルや風評被害も
- 正しい備えが命を守る:「予言」よりも「防災意識」
- まとめ:デマに惑わされず、冷静に正しく備えよう
噂の元ネタは?「私が見た未来」という予知夢漫画
「7月5日地震説」の元になったのは、漫画家・たつき諒さんが描いた『私が見た未来 完全版』と言う作品です。
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内容は作者が実際に見たと言う、夢日記をもとにしたもの。
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特に注目されたのが「2025年7月頃、大災害の夢を見た」と言う記述。
しかしこの「7月5日4時18分」という日時は、たつきさんがその夢を見た日時であり、「災害が起きる日時」ではありません。
拡散の背景:なぜここまで話題になったのか?
この予言がSNSやYouTubeを通じて急速に拡散された背景には、いくつかの理由があります。
インフルエンサーやスピリチュアル系アカウントの拡散
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風水師や予知系チャンネルが「日本で大地震が来る」と発信。
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海外(特に台湾・香港)で不安が広まり、旅行キャンセルが相次ぐ。
コミック形式の信ぴょう性
- 実際の災害を過去に“予知”していたかのような描写もあり、「信じたくなる」要素が多い。
メディアでも一部報道
- 海外では観光業にも影響が出ており、航空便の減便や旅行キャンセルが現実に起きている。
専門家の見解:「地震の日時を特定することは不可能です」
日本の気象庁・野村長官は、こうした噂に対して明確に否定コメントを出しています。
※AP通信(英文)
また、大学の地震学者たちも「デマに惑わされるよりも日頃の備えを」と呼びかけています。
たつき諒さんの真意:「防災意識が高まるなら、それでいい」
作者本人もメディアでのインタビューにて「予知漫画が話題になる事自体には意味がある」としつつも、誤解が一人歩きしている状況に対しては慎重な姿勢です。
ご本人のコメント全文が載っています。
地震予知デマの影響:観光キャンセルや風評被害も
正しい備えが命を守る:「予言」よりも「防災意識」
「予言を信じる/信じない」は個人の自由ですが、最も大切なのは日常的な防災の備えです。
今すぐできる防災チェックリスト
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📦 非常用持ち出し袋の準備(飲料水・食料・懐中電灯・モバイルバッテリー等)
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🏠 家具の固定や避難経路の確認
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🧒 家族での避難ルール共有(子どもや高齢者がいる場合は特に)
まとめ:デマに惑わされず、冷静に正しく備えよう
「2025年7月5日に地震が来る」と言う噂には科学的な根拠は一切ありません。SNSの情報だけを鵜呑みにせず、信頼出来る機関(気象庁、自治体、NHKなど)の情報を確認し、落ち着いた対応を心掛けたいものです。
とは言え、防災意識を高めるきっかけになった事は事実です。日頃の備えを見直すタイミングとして、今回の件を前向きに捉える事が大切かも知れませんね。